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CATのアメリカ東海岸留学

CATのアメリカ東海岸留学

アメゆきさん(その2)

自分もNYなどに遊びに行けば日本人とツルんで遊ぶこともある。その中には(余計な
お世話なのかもしれないが)「う~ん、その生活って本当にイイ?」と思わされるような
生活をしている人もいたりする。家賃を抑えるためにものすごく汚いアパートをルーム
シェア。泊まってってよ、と言われたりもするが、申し訳ないがそのカビと崩れ落ちた
壁のクズ(?)が散乱しているバスルームを使う気にはならない。

「そういった立場」の人のたまり場になってるっぽい薄汚れた暗い部屋の中でタバコを
ふかしながらある女性は「つい最近30歳になってしまった。実際これから人生どうした
ものかと自分なりに焦っている。」と繰り返した。彼女は学生ビザで入国したがもう
とっくに合法ステータスは切れてしまっているとのこと。

ジャパレスでウェイトレスをしながら日銭を稼ぎ、人間関係がうまくいかないことが多い
らしく、いろんなレストランを転々としているらしい。ただ、言っていることと裏腹に、
その口調からは危機感というよりは、むしろそういった逆境的な生活にすっかりなじんで
しまっているような落ち着き(諦め?)のようなものがが感じられた。

アート系の日本人には人気の某地域。歩いていたら手作りアクセサリーのフリーマー
ケットをやっていた。入ってみると、安っぽいできの悪い服などをならべているブースの
一つは日本人の女の子が数人が店番をしていて話をぬすみ聞きしてみれば「I-20を
売ってくれる(エセ)語学学校」の情報のやりとりに余念がない。

念のため解説しておくが、学生ビザでアメリカに合法滞在を続けるにはどこかの学校が
発行してくれるI-20という書類が必要で、もちろんその学校への出席は義務づけ
られているのだが、そんなことをしていたら彼女らの「自由な時間」が削られてしまう。
だから「自由な時間」をもちたい人はI-20を発行はしてくれるが出席にうるさくない
学校からI-20を入手しようとする。その究極の形がI-20を「売って」くれる、
学校とは名ばかりの業者なのだ。9/11以降、色々な法改正があって以前より非常に
厳しくなっているのだが、それでもやはり抜け道はあるようである。

彼女らはそんなNYでガンバッている自分がカッコイイのかもしれないが、一歩下がって
みればやっていることは日本に出稼ぎに来ている外国人とあまり変わりはない。我々
日本人には知られざる世界であろうが、日本で非合法就労している外国人の間では
やはりこういったウラ情報などがやりとりされているのであろう。

さらにこれまではあくまでも「裏の裏」だった、日本人の日本人による日本人のための
性風俗も「表」に露出するようになってきた。少なくとも自分が聞いていた話では、
お金に困った日本人の女の子の売春は、あくまでも日本人裏社会での口コミ営業のみ
とのことだったんだけど、最近はさらに数が増えてきたのかそれとも開き直ったのか。

NYデリヘル

参考ブログエントリー:「日本人の日本人による・・・」(2005年11月29日)

ずっと昔に「イエローキャブ」という本が出て色々な意味で物議をかもしだした。内容は
「NYで生活している日本人女性のネガティブな実態を本人へのインタビューを元に
紹介する」というものであったが(つまりここに書いたものよりももっと過激な女の子も
登場する)当時はまだ「留学」や「海外生活」などというものへの「ポジティブな
イメージ」が先行していて、だからこそそういったイメージとは逆の「実態」を赤裸々に
描いたその本はヒットしたわけである。

そもそもイエローキャブというネーミングは海外に出た日本女性がいかに簡単に外国人
男性に「乗る」か、というところからきているらしいが、この本が売れたことにより、
海外に出た日本人女性はみんなそうであるといったような偏見の目で見られるように
なったと、その本の著者は海外組みの女性から突き上げをくらったものである。
(最近の同様の例としては、宇多田ヒカルのわかりやすく言えば「わたしはヤリマンの
日本人の女の子よ~♪」と歌ってる全米デビューアルバム(笑)がある。)自分もその
本が出た当時はまだ日本にいて、そりゃそうだろうな、とむしろ声を上げた女性たちを
好意的な目で見ていた。

ところが実際にこうして(たとえばNYの)日本人女性の生活を目にする機会をもつ
ようになってから、残念ながら考えが変わったと言わざるをえない。もちろんちゃんと
した人はいる。しかし、「ヤバい」人たちの人数は決して少なくないような気がする。

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